「α7SⅢ」の紹介動画を見ていたところ、こんな新機能の紹介がありました。

「4:2:2 10bit 記録のHLG(Hybrid Log-Gamma)に対応」という表記。

なんか凄そうなことはわかるけど、どんなメリットがあるかピンとこない・・・

疑問に思って、この用語たちについて詳しく調べてみたら、「α7SⅢ」のスゴさをより知ることができました!

この記事では「4:2:2 10bit 記録のHLG(Hybrid Log-Gamma)」について詳しく解説していきたいと思います!

※追記 「α1」でもこの形式に対応するみたいですね!フラグシップモデル、流石だぜ。。。

4:2:2ってナニ?

RGBとYUVについて

4:2:2(フォートゥートゥー)とは映像や画像における色の形式、「カラーサンプリング」の方式の表し方です。
「映像圧縮方式」と言っても差し支えないかもしれません

「色の三原色」はみなさんご存知ですよね?

全ての色を
赤=R
緑=G
青=B

で表す方法です。

RGBは基本的な色の表し方なのですが、放送などではとある理由から違う方式で色情報を送っています。

輝度=Y
色差=Cb(青系統)
色差=Cr(赤系統)

明るさ(輝度/Y)を主軸に青系統の色信号(青系統/Cb),赤系統の色信号(赤系統/Cr)
で表す方法です。

細かい表し方は省きますが、YUVやYCbCrなどと表すことが多いです。

この方式(YUV)はソニーのベータカムVTRで使用されたのが最初なんだとか。

YUVを使ってデーター量節約!?サンプリング形式って?

放送波など限られた帯域で映像を送信するの場合、RGB全ての色データーを送るのは容量をたくさんとってしまい帯域が足りなくなってしまうので、データー量を圧縮する必要があります。
特にアナログ時代のテレビでは現代に比べて更に帯域が狭く必ず圧縮する必要がありました。

そのために用いられたのがYUV形式のうちの4:2:2や4:2:0という方式なんです!

実は人間の色の感じ方は色よりも明るさに対して敏感。
そのため色差(青系統,赤系統)のデーターを間引くことによってデーター量を節約できる!というわけです。

画像とそのY,U,Vコンポーネント (Wikipediaより)

代表的なサンプリング方式、つまりは色差成分を間引く方法は次の3つ

4:4:4
Y,Cb,Cr全ての情報をフルで乗っける方式、つまりは間引きなしのフルスペックです。

4:2:2
青系統,赤系統の色差(水平方向)を間引く方式。
Cb,Crのデーター量が半分になっている
業務用のカメラなど高品質な映像データでよく用いられる。

4:2:0
青系統,赤系統共に色差(水平,垂直方向)を間引く方式。
4:2:2に比べ更にCb,Crのデーター量が更に減っている。
上2つに比べるとちょっと物足りなく見えるかもしれないですが、一般的なブルーレイディスクやDVDなどほとんどの映像機器で基本として用いられる方式がコレ(4:2:0)

4:2:2で何が変わる→編集時に有利に!

クロマキーやグレーティング時など動画を編集する際に変わってきます。

4:2:2のドット数に比べ4:2:0のドット数は少なくなっており
このドット数の少なさ(映像の粗さ)が合成や色編集時に影響してきます。

クロマキー撮影のメリットは、髪や揺れる布などの境界線がキレイに切り抜けることですが、4:2:0では境界線がボヤけて見えたりと映像が荒くなってしまいます。

また、「色乗せ」作業であるグレーディング時でもより繊細なカラー表現ができるようになるのでよりクリエイターの表現の幅が広がるというわけです。

10bitってなんだ?

8bitカラーと10bitカラーの違い

「4:2:2 10bit 記録のHLG(Hybrid Log-Gamma)に対応」

この言葉の中における10bitとは色の階調表現の段数のこと。

通常のディスプレイは8bitカラーが使われています。

8bitの場合赤(R)緑(G)青(B)のそれぞれに256色(2の8乗)の色の数があるのでRGB合わせると、8bitカラーの場合約1677万色の色を表現できます。

それが10bitに変わると、赤(R)緑(G)青(B)それぞれに1024色(2の10乗)の色の数があるのでRGB合わせて10bitカラーの場合約10億7374万色の色を表現出来ます!

10bitカラーのメリット!階調表現が豊かに!

微細な色を表現できる10bitカラーは微細なカラーマネジメントが求められる動画編集やグレーディング時に欠かせない機能です。

実際の10bitで記録された画像、映像は8bitと比べて、素人目にも階調表現の違いがはっきりとわかります!

デメリットとしては、ほとんどのディスプレイは8bitで表示されているということ。
10bitの映像を表示するには、10bit対応のモニターに加えてソフト、やグラフィックボードなども全て10bit対応のものにしなければいけません。

10bitカラーの恩恵を受けるにはそれなりの環境を揃えなければいけないのがデメリットです。

HLG(Hybrid Log-Gamma)でHDR動画

「HLG」は配信、撮影、グレーディングに適したガンマ

ハイダイナミックレンジ(HDR)映像をディスプレイに送信するための配信規格なのですが、撮影がやグレーディングでも優秀なのが特徴。

"Hybrid"というのはHDテレビ向けのカラープロファイル「Rec 709」というとHDRに適したカラープロファイル「Log」のハイブリッドを示しています。

「Log」というのは元来、映画フィルムのデジタイズに使われた技術で、それがデジタルデータを使用する映画の撮影でも使われているものになります。

ハイブリッドの効果により、HDRに「HLG」は最適化されていながらも通常のSDR(通常のテレビ,モニター)で表示することもできるのが特徴です。

まとめ


「4:2:2 10bit 記録のHLG(Hybrid Log-Gamma)に対応」

この言葉のスゴさが少しでもわかっていただけたでしょうか?

「α7SⅢ」はプロ,ハイアマチュア向けのモデル。

まさにプロが”欲しい”と思える機能が「α7SⅢ」には詰まっているというわけですね!

プロ並みの映像を目指すアマチュアの方にもピッタリと言えるのではないでしょうか?

「α7SⅢ」は予約受付中!発売日は10/9です!

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