「α7SⅢ」の動画性能についての説明にこんなことが書いてありました。

「最大120pのハイフレームレート動画を4K解像度によるカメラ内記録に対応」
「フレーム単位で圧縮し高画質記録を行うAll-Intra方式」

なんだこれは?
4K解像度に対応した120fpsの録画 というのはスゴいのはわかるんですけど(言葉の響き的に・・・)、「All-Intra方式」という単語がサッパリ・・・
そもそも4K120pだと何ができるのか?どうして注目されているのか?
「All-Intra」という言葉も聞き慣れないし・・・と思い調べてみました!

この記事の目次

4K 120pで超高画質なスローモーションを実現!

動画中の一秒間に何フレーム(コマ)のコマが含まれているか示す単位「fps(frame per second)」
「フレームレート」とも表現されます。

そのフレームレートが一秒間に120コマ存在するのが120pです。

一般的な映像は30fps,映画など映像作品では24fpsが良く使われていますが、Youtubeなど大手動画投稿サイトが60fpsに対応したことにより60fpsで動画を投稿するクリエイターも増えていますね。

なぜ4K 120pが話題になっているのか?

120fpsで録画できるということは余裕のあるコマの数だけスロー再生ができるということ。

24fpsの録画であれば120fpsとの差は5倍なので5倍スローができるようになります!

「α7SⅢ」以前の主な同ランク帯のカメラの場合フルHDの120fpsがほとんどで4Kの動画でスローモーションを取り入れようとすると画質に差が出てしまいました。

これまでのカメラでは、通常スピードのシーンは4Kで撮れていましたが、スローのシーンだけは2K画質に落ちてしまっていました。
仕方ない...とはいえ画質が変わったら違和感はありますよね。

ですが、「α7SⅢ」は4Kで120fps,フルHD時には240fpsのハイフレームレート録画が可能になったことによって4Kのシーンもスローにすることが可能に!!

実際に動画製作者の声を聞きそれを実現した「α7SⅢ」のスゴさ

一部ではフルHDの240fpsが4Kの120fpsよりもビッグニュースだと聞きました。

最大10倍のスローモーションが可能ということで「α7SⅢ」があれば非現実的な映像が簡単に撮れてしまうかもしれませんね!

フルスペックの4K 120pで録画するには「α7SⅢ」で初めて登場した「CFexpress Type Aメモリーカード」が必須となるので注意が必要です!

ALL-intraで快適な動画編集!

ALL-intraは、動画の読み込みが快適になったり、完全なコマ送り、頭出しが可能になる映像データーの圧縮の方式です。

ALL-Intraで撮影すると編集時の動作が軽くなったり処理が早くなったりと編集する時に大きなメリットを発揮します。

ALL-Intraで録画するとLong GOPで撮った映像よりもかなりデーター量が大きくなりますが、編集しない場合は画質に変化はほとんどありません。

動画編集を前提とした撮影の場合はALL-Intraを選択するほうが良いでしょう!

これから、その理由について解説して行こうと思いますが、少しむずかしい内容となるので興味のある方だけどうぞ。

動画の圧縮について

動画は静止画が複数枚高速で切り替わるとこによって作られています。

画像を高速で切り替えるだけでも動画を作ることはできるのですが、超大量の画像をまとめただけではものすごいデーター量になってしまうのでデーター量を圧縮する必要があります。
圧縮してデーター量を少なくしないとディスクに収まらなかったり、放送波にのせられなかったりと様々なデメリットが発生するからですね。

ですが、一度圧縮したビデオデーターはまた元に戻さなければなりません。

圧縮(エンコード)そして伸長(デコード)この2つを合わせてコーデックと呼びます。

コーデックは日々進化しており、圧縮率もコーデックにより異なります。

代表的なのは地上デジタル放送やBSデジタル放送に使われている「MPEG-2」やブルーレイや4K放送に使われている「H.264/MPEG4AVC」などですね。

現在では「MPEG-4」規格のコーデックを使うことが多く、上で書いた「H.264/MPEG4AVC」もその一部です。

GOP(Group Of Pictures)とは

MPEG形式は高圧縮率に対応させるためにフレーム間の差分情報を使って圧縮することができます。

通常のMPEGでは3つのフレームデータを用いて15フレームを一つのグループとして取り扱っています。

Long GOP(通常の方式)

3つのフレームデータとは

”キー”となるフレーム(Iフレーム)

一つ前のフレームから予測されたデータ(Pフレーム)

前後フレームから予測されたデータ(Bフレーム)

全ての情報を詰め込むよりも、予測されるベクトルデータの方がデータ量を少なくできます。

データ量は少なくできますが、毎回予測データを使って処理しなければならないので動画編集時にはPCに負荷がかかります。

また、本来の意味で完全なデータではないのでわずかにながら映像が乱れることがあります。

ALL-Intra

「ALL-Intra」では全てのフレームが完全な状態で保存されます。

データ容量は大きくなりますが、編集の負荷や多重合成などシビアな合成の際に効果を発揮します。

編集が前提の録画でなければ「ALL-Intra」を選ぶ意味はあまりないかもしれませんね。(メモリーカードを圧迫しますし)

まとめ

今回は「4K 120p」と「ALL-Intra」の2つの点から「α7SⅢ」の魅力的な機能についてご紹介しました!

4K 120pのALL-Intraで録画できる「α7SⅢ」のスゴさ、伝わりましたでしょうか?

超美麗な4K映像下でのスローモーション、そしてクリエイターが欲しい機能を徹底的に追求する動画形式。

「α7SⅢ」はまさに映像のプロ向けの最新一眼ミラーレス!

発売日は10月9日発売となっていますが、既に発売日お届け分はなくなってしまったとのこと(!?)

予約した順でのお届けとなるので予約はお早めにどうぞ!!

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