新しく発表されたウォークマンのZX500シリーズ、ZX300シリーズの上位機種にあたる「ZX507」

この製品が欲しくなる人はこんな人じゃないでしょうか?

「ストリーミングサービスで気軽に音楽を聞きたいけどアップコンバート機能でハイレゾ相当にできて4.4mmのバランス接続ができて、なおかつPCレスで管理ができてAndroid入ってるDAPがほしい!」って人じゃないでしょうか?

。。。私のことなんですけども。

要するとんでもなく魅力的なウォークマンが登場したってことです!!

そもそもストリーミングサービスって何?

音楽ストリーミングサービスとは「Spotify」や「AppleMusic」に代表される、月額課金制の聴き放題サービスです。

ストリーミング形式で配信されているのでダウンロードする必要もなく新譜から懐かしのあの曲まで幅広く様々な音楽を聴くことができるサービスです。

気に入った曲をオフラインに保存することもできますのでオンライン環境のない場所でも再生することができます。
スマートフォンであればデータ通信量を抑えられますのでダブルでメリットです。

どのサービスでも月あたり大体1000円程度ですので多数の音楽を聞く人であればメリットは非常に多いと思います。

まずは外観から

正面側で特に変化を感じるのは画面の広さと綺麗さです。

解像度は800×480ドットから1280×720ドットへ大幅に向上し、画面の占有率も広くなっています。

Aシリーズと比べると下の部分が画面ではないので狭く感じるかもしれませんが、同価格帯の他のプレイヤーと比べるとコンパクトかつこの画面占有率なのでかなり頑張っていると思います。

大きさと音質は比例すると言われているオーディオの世界で(他製品に比べ)コンパクトかつ高音質なのが売りのZXシリーズですからそのサイズを変えてこなかったのは正解だと思います。

サイドのボタンの配置はこれまで通り「電源ボタン、ボリュームボタン(+ -)、曲送り、一時停止/再生、曲戻し、ホールドキー」の順です。

今となっては携帯電話も物理ボタンがなくなってきていますが、音楽プレイヤーとしてはポケットの中でも安定して操作できる物理ボタンは重要です。

本体裏面には持ちやすく机に置いたときなどにも本体が動きにくいゴムシートが貼り付けられており、質感実用性共に高い作りです。

ペアリング時などに使うNFCは背面中央に配置されています。

これまで底面にあった接続ケーブル端子ですが、左側面に移動しました。

そして、なんとWMポートではなく USB Type-C端子 を採用!!

スマートフォンなどにも大きく普及した裏表のない高速通信、高速充電が可能な端子で他の機器とも互換性が高く別々にケーブルを用意する必要がなくなりました。

microSDスロットも左側面にあります。トレー式で爪で引っ掛ければ簡単に開けることができます。

上部にはヘッドホン端子が2つついています。

右側が3.5mmのアンバランスヘッドホン端子、左側が4.4mmのバランス接続端子です。

ディスプレイを表示した時に思ったのはその鮮やかさです。

実は解像度が上がってサイズが大きくなっただけでなくアンチグレアタイプからグレアタイプに変わっていて、色の出方が良くなったんです!

ボディの中身も上位モデルの要素が追加されていて音質の向上に貢献しています。

金メッキ銅のブロックによるデジタルグラウンドの強化でインピーダンスが大幅に軽減

アルミの削り出しのボディ及び背面パネルも、ボディの堅牢さと共に音質に貢献しています

Android搭載なのでウォークマン元々のアプリ以外を使う際にもアップコンバート機能「DSEE HX」を代表とした音質設定機能が使える、ということが「ZX500」の最大のメリットです。

ハイレゾが聞きたい!良い音質で聞きたい!と言っても、実際には聞きたい音楽のほとんどが非ハイレゾの音源しかないというのが今の現状だったりします。

ハイレゾコンテンツが多いのはジャズ・クラシックやアニソンなどに偏っていることも確かでそれこそサブスクサービスで特に人気を得ているPOPやロックのアーティストのハイレゾ音源はほとんどありません。

しかし、「ZX500」を始めとする現世代のウォークマンに搭載されているソニーのアップコンバート機能機能及び音質機能については他社のプレイヤーと比べても非常に優秀で、古いmp3の音源であっても再生機器のスペックに負けない高音質で再生することが可能です!

SpotifyやAppleMusicは最大320kbpsということで、言うならばmp3の最高音質とほぼ同等。その音楽をアップコンバート機能で強化できるのはとってもとっても嬉しいポイントです。

「バイナルプロセッサー」、「DCフェーズリニアライザー」というアナログアンプ、アナログレコードをDSP技術にて再現する機能もあります。
当然ウォークマンはデジタルの機械なんですが、デジタルの技術を使ってアナログの柔らかく自然な音を再現してくれます。個人的にも必ずオンにしたいくらいにはこの機能はお気に入りです。

試聴してみた

まず感じたのは聞き取りやすさとノイズ感の少なさ

これは銅板やボディの作りによるグラウンド強化のおかげだと思うのですが、アンプで言うトコロの「電源が良い」音がします。

これまでのウォークマンでは多少その部分が甘かった印象があったので、表現力があっても料理で例えるところの「味付けが濃すぎる」ような感覚がして聴き疲れしやすいのが「ZX300」や「WM1」の音のさっくりとした印象でした。

そのためか、ジャズ・クラシックは非常に心地がいいのですが、ポップやロック、クラブサウンド系だと多少のやりすぎ感を感じるくらいでした。

ですが、今回の「ZX500」シリーズでは音の見通しがよくなりゆる~く聞いていても疲れないですし、きちんと聴き込むと素晴らしい情報量で楽しませてくれる心地の良いプレイヤーとなっています。

「Spotify」を使用して試聴もしてみましたが、普段では配信サービスの音質だと感じられない左右感や立体感を感じられアップコンバート機能の「DSEE HX」の効果を大きく感じました。

この手軽さと音質が両立するのは非常に魅力的だと思います。もっともっとポタアンを重ねて音源にもこだわって....とかやっていけばポータブルでもさらなる「いい音」は手にいるでしょうが、片手で普通に持ててポケット内でも邪魔にならないサイズ、そしてどんな音源もグレードアップ、動画までもグレードアップしてしまう「ZX500」は他のプレイヤーと比べてもアドバンテージは大きいと感じました。

駆動力もサイズに似合わず強力ですので、高インピーダンスのヘッドホンも楽々駆動でき、音量もバッチリとれます!特にバランスだとなお良いです。

オールインワンで気軽さと音質を両立するスタイルの「ZX500」ぜひご検討下さい!

ウォークマンZXシリーズ[メモリータイプ]
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