ついに発売となった新Eマウントレンズ「FE 20mm F1.8 G/SEL20F18G」

フルサイズセンサー対応で20mmの超広角レンズながら小型軽量でまさに7シリーズのボディにピッタリなサイズでこれまでラインナップになかった超広角の単焦点レンズ。

これまで超広角と言われるレンズは数が少なく、特にα7シリーズなどで使えるフルサイズセンサー対応のレンズはかなり限定されていました。

それもなぜかと言うと、広角レンズはその焦点距離の性質上レンズのサイズが大きくなりがちでなおかつその大きくのためにコストが大きくなるので値段も高くなってしまう・・・という悪循環があってなかなかその使い勝手とコストからユーザー側も手を出しにくかったんですが今回の「SEL20F18G」はミラーレス機だからこその小型軽量を活かし、なおかつお手頃な価格の「SEL20F18G」はまさに広角レンズを使ってみたいと思っている方にとってベストチョイスと言えますね!

左:SEL24105G 右SELSEL20F18G

 

標準ズームレンズの代表格「SEL24105G」と並べてみました。

どうですか!?このサイズ感

このサイズでフルサイズ対応の20mmとは思えないほどですね。

持ち運びはもちろん余裕ですし、その広角さを生かして動画撮影するのにも向いていますね!

実は他にもイイ使い方があるんです。

こんなコンパクトな20mmの単焦点レンズが120mmのレンズになるって知ってましたか?

どういうことなのかこれから説明していこうと思います。

この記事の目次

ボディ性能を生かした撮影方法って?

ボディ側でズームができることはみなさんご存知でしょうか?

αのボディ側のズーム方法には大きく分けて三種類あります!(フルサイズモデルの場合)

  1. 全画素超解像ズーム
  2. デジタルズーム
  3. APS-Cクロップ

それぞれ簡単に解説しましょう!

全画素超解像ズーム

「全画素超解像ズーム」とは解像感をそのまま保ったまま約二倍までズームできる機能です。

SEL20F18Gであれば通常が20mmなので40mm相当まで劣化なしでズームできるというわけですね

デメリットは非常に少なくほぼ劣化なしで焦点距離を二倍にできます!

デメリットはRAWで保存できなくなってしまうこと
デジタル処理なので処理なしのデータを保存するRAWでは撮れないというワケですね。

もう一つはフォーカスエリアが中央固定になってしまうことです

ですが裏ワザ(?)があってAFを効かせる方法があるんです!!

これはまた後述します!

デジタルズーム

デジタルズームは2倍から4倍まで使うことができます。

4倍ということで20mmのレンズであれば80mm相当までズーム可能です!

ですが撮影時にクロップしているだけですので基本的には使わない機能ではあります。

その場でクロップできる!という考え方であれば便利な機能と言えます!上手く使い分けましょう!

APS-Cクロップ

3つ目のズーム機能がAPS-Cクロップ。

フルサイズのセンサーサイズのうち、APS-Cの領域のみ使うことによって焦点距離を1.5倍にします!

フォーカスに関してのデメリットはほぼなし!

弱点としては使える画素数が減ってしまいます(画質的に有利になる場合もあります)

3つのズーム機能の中では一番お手軽な方法ですので普段から使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

3つのズームの組み合わせ?

まずはそれぞれのズームの特徴と弱点をまとめてみましょう

各ズーム方法のデメリット

全画素超解像ズーム 二倍まで

  • RAWで撮れなくなる
  • AFが中央固定に

デジタルズーム 4倍まで

  • RAWで撮れなくなる
  • AFが中央固定に
  • 画質がダウン

APS-Cクロップ 1.5倍

  • 画素数がダウン

被写体に合わせた効率的なボディズームの使い方

AF優先

人物や動きモノなど瞳AFやロックオンAFなどAF性能を重視する場合にはAFにおけるデメリットがない「APS-C」クロップが有効です!

例えば85mmのレンズであれば1.5倍の127mm相当のレンズとして使うことができます!

AF機能は全く変わりません!

操作としてはデメリットなしで1.5倍のズームができます!「もう少し寄りたい」時にはカスタムキーワンボタンでズームできるので非常に使いやすい機能です!

画質優先

20mm (ズームなし)

画質を優先する場合は全画素超解像ズームが有効です!

ほぼ劣化することなく二倍にズームすることができます!

瞳AFなどの高度なAF機能は使えなくなってしまいますが風景などパンフォーカスで撮るような場合はデメリットも少なくこれもまた非常に使いやすい機能です!

40mm相当の写真を撮り忘れてしまったので後ほど追加します!スミマセン(T_T)

全画素超解像+APS-Cクロップ 劣化少なめの最大ズーム

60mm (全画素超解像+APS-Cクロップ)

この組み合わせが一番画像の劣化をある程度抑えた上で最大限ズームできるのがこの60mm相当の「全画素超解像ズーム+APS-Cクロップ」

画素数がダウンしてしまいますがほぼAPS-Cクロップの画質のまま3倍までズームすることができます!

最大までズームすると・・・?

120mm相当 (APS-Cクロップ+デジタルズーム4倍)

これが最大の「APS-Cクロップ」+「デジタルズーム4倍」になります。

倍率はなんと6倍!

ここまで思い切って使うことはあんまりないかもしれませんがここまでボディの機能だけでできるということは覚えておいて損は無いと思います!

特にRシリーズ「α7RⅢ」「α7RⅣ」などではクロップ時に有利です!使わない手は無いと思います。絶対使うべきです!

この写真なんですが、ボディは「α7RⅣ」で撮ってます。RⅣの6100万画質にかかれば6倍ズームでもディテールが崩壊したりということはなく十分に使えると思いました。
流石に・・・と思ってたんですけど全然いけますね!

実写

お店の撮影コーナー小物撮りしてみました。

最短撮影距離0.19m(AF時)まで寄ることができ、比較的ボケが作りにくい広角レンズですが、しっかりと前と後ろのボケを作ることができます!

非常に広い20mmという画角はなんかこう「ゆったり」してるんですよね。

筆者の好きな焦点距離は?と聞かれてすぐに思いつくのは35mmなんですが(「SEL35F14Z」とかめっちゃ好き。)
もっと広い感じで好みを説明するとしたらやっぱり広角。
そんなこともあって20mmも気になっていた焦点距離なんですが、実際の写真を見ると、24mmと違ってなんか空気がゆったりしてるような気がするんです。

ダイナミックな構図が楽しめる20mmですし、この「SEL20F18G」は更に寄れるということでその強みを活かすのも楽しいんですが、パンで撮った時のこの感じも私はすごい好きです。

「広すぎない超広角」なので注目させたい被写体が埋もれることもなくきちんと超広角の強みが活かせるのも良いと思います。

フルサイズ対応の広角というとやっぱり気になるのは星空ですね。

持ち運びにも便利な「SEL20F18G」を持ってレジャーに風景、夜景に星空を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ボディ内ズームをうまく使えば最大6倍のズームができます!
20mmの単焦点レンズですが、120mmのレンズにもできると思えばまさに万能なのでは?と思っちゃいます。

初めての超広角レンズにも自信を持ってオススメできる「SEL20F18G」ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ
SEL20F18G

 

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