12/15に伝説のルマンカー、マツダ787Bのエンジンサウンドを生で聞くために、静岡県の富士スピードウェイ(FSW)に行ってきました。(ボーイングじゃないですよ)

世界最高のエグゾーストサウンドとも言われるマツダ787B。中学生くらいの時から「いつか生で聞いてみたいなぁ」と思ってたところ、トヨタのイベント「トヨタガズーレーシングフェスティバル(TGRF)」で走行するということを知り、思いきって行くことにしました!

本来ならば動かしたりしない静態保存で博物館に展示されるような貴重な車なんですが、マツダは動く状態で保存する動態保存をしています。
年に1、2回はマツダの博物館がある広島や比較的近い鈴鹿で、走行する787Bを見れるイベントがあるのですが、今回珍しく関東近郊で走行するイベントがあったんです。

今回のメインの目的は「マツダ787Bのエンジンサウンドを生で聞く!」なのですが、国際サーキットを走るレーシングカーを初めて見るので「どうせならスマホじゃなくてちゃんとしたカメラで撮影してみたいなぁ。。。」と思い、お店のαを借りていきました。

サーキットでの撮影には高倍率のレンズが必須。それでいてAF性能も重要ということは前知識で知っていたんですけど・・・「実際FSWではどのくらいのズーム性能(焦点距離)が必要なの?」
というとこで、調べてみたところFSWの適正焦点距離はなんと400mm~800mm!!!???(そりゃそうですよね)

そんなド級のレンズは気軽な片手間撮影には合ってない!ってことで、楽さと性能が両立できる「SEL70200G」をチョイス。

走っている車両が観客席から離れている本コースだけではなく、ショートサーキットやドリフトコースでも走行するイベントはあるので十分だろうという考え。

次にボディ、今回のコンセプトは「カメラ任せで気軽にいい写真が本当に撮れるのか?」なのでカメラに任せられそうな「α9」をチョイス!
走っている車だけじゃなく展示車もたくさんあるらしいのでマルチに対応できる人気の標準ズームレンズ「SEL24105G」もサブとして持っていきました。

作戦としては

  • 展示されている(止まっている)車両を撮る時には「SEL24105G」
  • コースを走っている車両を撮影するときには「SEL70200G」で流し撮りを狙う

あくまでも撮影がメインではなく、同行している友人と会場を普通に回りながら撮影チャンスが来た時にだけマジ撮影モードという感じで本当に短時間の撮影になるはずです。

イベントの開場は06:00なんですが毎年多くの人が開場待ちで並ぶことから05:30に開くのが通例となっています。
こういったイベント事には全力で取り組むのが楽しむコツであると心得ているので、前日23:00に自宅を出発。友人を道中拾ってのんびりと下道で走り02:.00頃にFSWに到着しました。

余裕を持って家を出たはずだったんですが、現地に着いた頃にはどうやら遅かったようで、すでにゲート前は埋まり臨時待機場所に移され、実際に場内に入れたのは0610ごろでした。

駐車場に止めた後メイン会場に向かっているところ

プロが走る車の助手席に乗れるサーキットタクシーの抽選の応募をした後に向かったのはドリフトコース

ドリフトコースでも同じような同乗走行があるので抽選を受けに行きます。残念ながらどちらも落選でした(泣)

このイベントの凄いところはレーシングカーであっても触れる距離まで普通に近づけるトコロ。だって現役の競技車両ですからね・・・?普通じゃないですよ??

D1はいわゆる「走り屋」がサーキットに進出してきたところからドリフトの競技化が始まりここ十年でメジャーなモータースポーツとして認知されてきた分野なのでとってもフレンドリーでサービス多め

許されてるとはいえ、特にガードとかもないので間違って傷つけたりしないように注意しながらギリギリまで近づいて見てました。

止まっている車両を見てたらGRスープラが来ました。このイベントの推し車種はまさしく今年復活したスープラです。
まだまだ珍しい最新スポーツで生産も追いついてないらしく、街で普通に見ることはほとんどない車なんですが、至るところでGRスープラを見ることができます。

次はドリフトパフォーマンスの時間です!「SEL70200G」にレンズを切り替えシャッターチャンスを狙います!

α9の性能ならばシャッタースピードを早め設定してしまえばバリピンの写真が撮れることは確信していましたが、それでは面白みにかけるので流し撮りにチャレンジ!

Sモードでシャッタースピードを1/100くらいに設定し、連射性能を存分に活かしてシャッターを切りまくります!

GRスープラ

絞り:F/5 SS:1/320秒 ISO:250 焦点距離:291mm(APS-C)

自分が撮っていた場所では左から右に走っていくポイントだったので、画面の左側にトラッキング枠をセットし、被写体が入ってきた瞬間にシャッターボタンを推し続け対象をロック!焦点距離を調整しながら枠内に収めつつ、車の進む方向へと動かします!

これからご紹介する写真はトリミングも編集もしてないそのままの状態です!

RE雨宮 K&N RX-7

絞り:F/5 SS:1/125秒 ISO:100 焦点距離:120mm

いやー、D1車両は速い!! なんせローパワーで苦労してるというこの水色のRX-7ですら700馬力。180SXが600馬力でGRスープラは1000馬力超!!

Team TOYO TIRES DRIFT GR Supra

絞り:F/5.6 SS:1/80秒 ISO:100 焦点距離: 300mm(APS-C) 露出+1

画面が全体的に白いのはこちら側が風下でタイヤスモークが被っているからですね。

Team TOYO TIRES DRIFT 180SX(左)

絞り:F/4.5 SS:1/80 ISO:100 焦点距離: 200mm 露出 +1

ドリフトしている車は前輪がグリップしていて後輪は空回りしているので前後でタイヤの回る速度が変わっているのでこの写真だと回転数に差があるのがよくわかりますね!

撮っていたボジションが悪かったわけでもないんですがコーナーに飛び込む瞬間の絵が後ろからしか撮れない場所だったので正面から撮れなかったのがちょっと悔しい・・・

絞り:F/4.5 SS:1/80秒 ISO:100 焦点距離:72mm 露出 +1

進入時の一番速度の乗っているポイントは迫力満点!速度も競技では重要なポイントなんです

絞り:F/5 SS:1/320秒 ISO:250 焦点距離:291mm(APS-C)

ギリギリまでズームして撮ってみたらここまで写せました!ステッカーの貼られ方と手書きの文字までわかっちゃうんですね

ドリフトのデモランが終わったので次は展示車両を見に中央のパドックに向かいます。
ピットには今回走行する車両が展示されていました。

他にも沢山あるのですがそれだけでものすごい量になってしまうので割愛します(笑)

どこかでよく見る織戸スープラもA80とA90が並んで展示されていました。ただのマイカーなんですけど各所で有名なので、人が多かったです

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ラリーパフォーマンスエリアを通りがかったので覗いてみたらあの新井選手が運転するWRXがクルクル回ってました。
ラリーカーのドリフトはD1のドリフトと違い、4輪駆動ならではの高速ターンのためのドリフトなので回る速度が全然違います。
とにかく動きが軽快で「車ってこんな動きができるんだなぁ」と毎回思います。

こんな時もリアルタイムトラッキングがあると安心ですね、失敗が格段に減ります。

2000GT(オープン仕様)

奥に行くとトヨタ2000GTが沢山並んでいました。「沢山並んでいる」という事自体が異常そのもの。
写真は二台しか作られていないボンドカーに選ばれたオープンモデルの超貴重な2000GT

その奥にはトヨタ 800,更に奥にはレクサス LFA
どれも少数生産しかされていないレア車のオンパレード。オーナーズクラブのパレードランがあり毎年集まっているそうです。

レクサス LFA

そもそも生でどれも見るのが初めてだったのですがこれだけ並んでるとありがたみがなくなりますね(笑)

GRヤリス

GRヤリスが走ってました。サプライズということで名前以外はヒミツということだったんですが、カモフラが解けた市販仕様のGRヤリス年明けのオートサロンでの正式発表となるそうです。

1.6Lで270馬力という噂もあるGRヤリス...気になる一台

ホームストレートの観客席に戻り今回の目的である787Bのデモランを待ちます。

ヤリスWRC

絞り:F/6.3 SS:1/125秒 ISO:100 焦点距離 200mm

そんなことしてたらヤリスWRCが走っていました!

絞り:F/10 SS:1/125秒 ISO:100 焦点距離:200mm

ジャンプ台が設置され大ジャンプを見せてくれました!
ターマックじゃなくて今度はダートを走っているところが見たいですね。

MAZDA 787B(左) TOYOTA TS010(右)

次はついにメインディッシュのMAZDA 787BとTOYOTA TS010 のルマンカーの走行です

絞り:F/5.6 SS:1/125秒 ISO:100 焦点距離:300mm(APS-C)

ピットロード上を走る787Bから4ローターREにしか出せない甲高い音が響いてます

絞り:F/6.3 SS:1/125秒 ISO:100 焦点距離:145mm

撮り始めてから思ったんですが、場所がちょっと悪かった・・・
フェンスにかぶらないような角度だったのは良かったのですが、目の前にある手すりがカメラを構えるとコース上に被り映り込みが結構激しく、移動しようかと思った時には既に遅く、見やすい席はほぼ埋まっていてどうしようもありませんでした。
普通に見る分にはベストポジションだったのですがカメラを持つと席選びの基準も変わりますね

絞り:F6.3 SS:1/125秒 ISO:100 焦点距離:106mm

そのエンジンサウンドは興奮そのもの。写真じゃ伝わらないと思うので動画でどうぞ

手すりに置いてスマホ(xperia 1)で撮った動画です、ギリギリモニターが写っているので状況はわかるかなーと思います(笑)

絞り:F/6.3 SS 1/125秒 ISO:100 焦点距離:145mm

ですが撮影場所にホームストレートを選んだのは正解でした。
他のコーナーではここまで近づけないので間違いなく焦点距離が足りてませんでしたね(笑)

次回撮影できる機会があれば、もっと場所選びをしっかりとした上で撮影チャンスの多い通常のレースを撮ってみたいです。
なんせ3回しかストレートに来てくれなかったのでチャンスも少なく撮影のパターンが増やせなかったのがちょっと悔しいです。

何周もしてくれる通常のレースであれば色々な撮影が試せますし、機会がにまた行ってみようと思います!

撮れなくてもまあいいや!くらいの軽い気持ちで挑んだ今回のイベントでしたが、カメラを持っていって良かったです!

コースを走る車両をただ見るだけじゃなくて、自分でカッコいい写真が撮れてそれを手元に残せるのは楽しい!

日常からスマホのカメラで写真を撮って思い出として残している人は多いと思いますが、軽い気持ちで撮った記録でもキレイに残るし、その気で撮影すれば"作品"が作れてしまうのがカメラの魅力の一つ

「趣味×カメラ」の組み合わせは相乗効果を発揮できるのも強みで。車で例えるならば愛車を撮るのもいいですしこうやってレーシングカーを撮るのも楽しいですよ!ツーリングに持っていったら仲間からヒーロー扱いされちゃうかも?(笑)

最後にちょっとだけ機械の話もさせてください、今回初めてα9の高速性能を活かした(活かしきれてる?)撮影をしました。
私のような初心者が使ってもなんの苦労もなくピント合い、追い続けてくれるのでまさにカメラ任せにできて撮影しながらイベントを楽しむ余裕が持てたのがとても良かったです。
望遠レンズを使っている時はちょっと重いかなと感じましたが、焦点距離を考えればサイズのレンズのサイズも比較的コンパクトで、ズームしてもレンズ自体が伸びないインナーズームだったので焦点距離を変えながら追っていってもコントロールしやすくて楽でした。
バッテリーも丸一日の撮影に耐えうるスタミナで残量が気になることはまったくなく楽しく撮影することができました。

全くもって趣味全開の記事になってしまいましたが、これからも個人的に試してみたいことがあったら色々試して記事にしていきたいと思うのでよろしくお願いします!

 

α9 ILCE-9 

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ズームレンズ(FE 70-200mm F4 G OSS)
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